駿河湾に突き出した大瀬崎は、海岸沿いの海流によって運ばれた岩や土砂が帯状にたまってできた砂嘴(さし)という地形です。砂嘴にかこまれた穏やかな海ではマリンレジャーもさかんです。
大瀬崎の先端には神池と呼ばれる池があります。この池は海のすぐ近くにもかかわらず淡水の池なのですが、なぜここに淡水が湧くのかはわかっていません。
また、岬の中の岩場には、自然の群生地としては日本最北端にあたるビャクシン樹林がひろがっています。中には推定樹齢1000年を越える巨木もあり、厳しい自然環境や何度もの津波に耐えてきました。